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当然のことですが、私たち日本人がものを考え表現する言葉は日本語です。しかし、どうもこの日本語というのは、文法的にかなりいい加減にしゃべっても用が足りてしまうようです。それが時には英語の理解を遅らせてしまうのですが、それはまた別の機会に書くことにします。さて、普段私たちが何気なくしゃべっている日本語のままでは、基礎学力の向上には役立たないように思われます。学力とは与えられた課題を、「論理的・学問的に正しく解決する能力」を言うわけですが、言葉は基礎学力の土台を作る上でとても大切です。
そこで話し方ですが、「何が(誰が)」「どうだ」といった主語と述語をはぶかない。「それで」「だから」といった順接、「しかし」「けれども」といった逆接の言葉を使い、筋道を立てた話ができるよう、お子さまとの対話で普段から心がけていただきたい。それでは、どのようなことに気を付けながら、子どもと対話をすればよいのでしょう。私は、基本的には子どもの人格を認めて、できるだけきちんとした言葉で話すことが大切であると考えます。 たとえば、「子どもは我が子である以前に、かけがえのない一人の人間である。」と考えるなら、自分の子供だというだけで、平気で傷つける言葉が許されて良いはずはなく、もう少しきちんとした言葉で対応してはどうか、と思うケースが見受けられるのです。
きのう一日子どもとどのような対話をしたか、思い出してみて下さい。
子どもに対し感情的にではなく、誠実に話しましたか?
子どものどんな質問にも丁寧に、愛情を持って答えてあげましたか?
回りくどいと思っても、子どもが理解できるよう、正しい言葉で話しましたか?
どれをとっても当たり前のことなのですが、身内、それも我が子となると甘えた対応になりがちなものです。とにかく愛情を持って、誠実に対話するようこころがけてみてください。
そして、できるだけ抽象的・概念的な言葉になじませる工夫をしてみて下さい。
結局、子どものことをちゃんと考えて対応する、ということでしょうか。しかし、それは決して子供に厳しくあたる、ということではなく、むしろ自分に厳しくすることにより、親としての本当の優しさを子どもに与えることであると思うのです。
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